手作り結婚指輪の作り方

結婚指輪を探すことは、結婚準備の中でも楽しい準備のひとつです。様々なデザインの結婚指輪が売られていますが、実は結婚指輪は手作りすることもできます。この記事では、「手作り結婚指輪」を扱っているお店で、どんな風に指輪を作っていくのかをご紹介します。

手作り指輪の作り方

結婚指輪・婚約指輪の作り方を紹介。指輪は主に「鋳造(ちゅうぞう)」と「鍛造(たんぞう)」の2種類で作られています。

それぞれの作り方を詳しくお伝えします。

結婚指輪の作り方|鍛造(たんぞう)製法

鍛造製法とは?

鍛造製法とは、字の通り、叩いたり、火を加えたりすることで金属を鍛えて、形を造っていく製法です。「金属を鍛える」というわかりやすい描写としては、映画やアニメーションなどで観たことのある、刀を熱して、金槌で叩いて仕上げていく様子をイメージしてもらえると、わかりやすいかと思います。日本では、鉄を加工するようになった弥生時代頃から行われている製法と考えられています。現代では、丈夫さが求められる車のホイールや、宇宙へ旅立つロケットの部品などにも鍛造で作られた部品が使われています。

鍛造指輪ができるまで

あまり指輪のイメージのない鍛造製法ですが、鍛造で作られた指輪はしなやかで着け心地がよく、もちろん丈夫さもありますので、長い時間付けることが前提の結婚指輪には実はおすすめの製法です。ここでは、鍛造指輪ができるまでをご紹介します。

1.金属に熱を加えて、材料を準備する

まず、材料となる金属に熱を加えて、金槌で叩いたり、ローラーという機械で伸ばしたりして材料としての密度をあげ、強度を作っていきます。材料となる金属は主にK18ゴールドやPt950プラチナが結婚指輪の材料としては一般的です。鍛えられた材料は、板状の形に整えられます。通常、手作り結婚指輪のお店では、ここまでの作業はお客様がご来店までに準備しているお店がほとんどです。

2.材料の金属を切り出す

板状に整えらえた金属を、完成予定の指輪の幅やサイズに合わせて用意していきます。

指輪を削ったり磨いたりすることを想定して、出来上がり予定の幅よりも少しだけ幅広に用意します。また、長さは、指輪のサイズによって異なります。サイズが小さい場合は短く、サイズが大きい場合は長くなります。表面を金槌で叩いて仕上げる槌目の場合は、叩いていくうちにサイズが大きくなっていくため、長さも予定サイズも少しだけ短めに用意します。

幅やサイズの「少しだけ」大きく、や「少しだけ」短くというところは、なかなか素人の判断では難しいので、手作り結婚指輪の場合は、一緒に作業をしてくれる職人さんやお店のスタッフさんにお任せします。

指輪の材料・Pt950プラチナ

3.指輪の形を作る

出来上がりの指輪に合わせて準備された金属の板を指輪の形にします。

最初から丸く、真円の形を作る工房もあれば、とりあえず溶接できる形(楕円や三角形など)にするお店もあります。

4.溶接する

板状だった材料の端と端を溶接します。この作業はロウ付け、と呼ばれます。ロウ材とよばれる金属片でつないでいきます。ロウ材は、指輪本体と同じ金属ですが、本体よりも融点(溶ける温度)を低く調合してある金属片です。これを熱を加えて溶かして、つなぎ目にします。形を作った際に楕円だったり、三角形だった場合は、ロウ付けした後に丸い指輪の形に整えていきます。

ロウ付け作業

5.指輪の形やサイズを整える

指輪の形になった金属を金槌で叩いて、形を整え、サイズを合わせていきます。槌目の模様を付ける場合はこのときに指輪全体を、専用の金槌でぐるりと打ち付けてテクスチャを付けていきます。指輪は、サイズごとに刻みのついている芯棒に通して作業をします。

6.指輪を磨いて仕上げる

形とサイズが整えられた指輪を磨いて仕上げていきます。仕上げには、紙やすりを使います。目の粗いものから、だんだん細かくしていきます。紙やすりは、紙そのままの形であったり、棒に巻いてあったり、リューターという機械を使って磨いたりします。道具は、工房やお店によって違います。紙やすりで磨いたあとは、バフという研磨専用の機械で磨きます。この工程は、お客様が行う工房とお店の方で行う場合と様々です。

7.完成

磨き終わったら、洗浄して完成です。ダイヤモンドなどの宝石を留める場合は、この後の作業になります。宝石を留めた後も、軽く磨きます。宝石を留める「石留(いしどめ)」という作業は、専用の工具を使い、技術も必要な作業ですので、お店側で作業します。石留のできる職人が常駐しているお店では、その日のうちに受け取れます。

MITUBACIは、鍛造製法で手作り結婚指輪を作っていただいています。MITUBACIでの手作り結婚指輪の制作の流れはこちらのページからご覧いただけます.

手作り結婚指輪以外の鍛造の結婚指輪

鍛造製法には、上記のようにご紹介した作り方の他に、金属を専用の機械でプレスし、圧縮した塊を丸くリングの形状に打ちぬいたり、切り出したりする方法もあります。これはドイツで生まれた鍛造の技法ですが、手作り結婚指輪として、職人ではない人が作るのは少し難しいです。

鍛造製法については、こちらのブログにも詳しく記載していますので、よかったらみてみてくださいね。

結婚指輪の作り方|鋳造(ちゅうぞう)製法

鋳造製法とは?

鋳造製法とは、型に溶かした金属を流し込んで、形を造っていく製法です。イメージとしては、溶かしたチョコレートを型に流して固める感じです。細かいデザインのものも作れて、型が壊れない限り、何回も同じ形状を作ることができます。金属以外でもプラスチック製品やゴム製品も鋳造製法で製作することができます。

鋳造指輪ができるまで

鋳造製法で作る手作り結婚指輪は、非常に細かいところまで作りこんだ指輪を作ることができます。ここでは、鋳造で作る手作り結婚指輪ができるまでをご紹介します。

1.原型を作る1_原型の材料

鋳造で結婚指輪を作る場合、原型とよばれるもとの型を作るところから始まります。型はワックスとよばれる、柔らかいロウソクのような素材を使って作ります。ワックスにはいくつか種類がありますが、手作り結婚指輪のお店では、最初から丸い形にしてあるチューブワックスを使うことが多いと思います。ワックスの色はブルー・グリーン・パープルなどいろいろあります。それぞれ、溶ける温度や柔らかさ・しなやかさが違います。

2.原型を作る2_形を作る

チューブワックスは長い棒状の形をしているので、出来上がりの指輪の幅に合わせて切り出します。指が入るところは、最初から穴があいているタイプと、あいてないないものと両方あります。どちらも、自分の指輪サイズに合わせて穴を広げる、または穴をあける作業をします。幅の次は、厚みを調整します。糸鋸で切り取ったり、ヤスリで削って厚みを決めていきます。へらで削ったり、模様を付けたりして、希望のデザインの形を作っていきます。

手作り結婚指輪の場合、自分たちで作業する箇所は通常原型を作るところまでです。

3.鋳型を作る

指輪の形に作った原型から鋳型を作ります。原型をシリコンゴムなどの火に耐えられる素材でカバーします。火にかけると、原型のワックスは高温に耐えられず、溶けてなくなってしまうので、ゴムの内側には、原型の形の空洞が生まれます。これが鋳型になります。この鋳型の作成方法から、ロスト(lost:失う)ワックス製法とも呼ばれます。

4.鋳造作業_金属を型に流す

作った鋳型に、溶かした金属を流し込み、冷えて固まるのを待ちます。金属の温度が高すぎても低すぎてもきれいに出来上がらないため、難しい作業です。

5.指輪を磨いて仕上げる

出来上がった指輪は、そのままではざらざらしていたり、鋳造工程によっては、「バリ」と呼ばれる原型には無かった突起やはみ出しが出る場合があったりします。それらをきれいに磨いて仕上げます。つや消しするマット加工などがある場合も、磨いてから加工します。

6.完成

指輪が磨かれて、洗浄されると完成です。文字をレーザーで入れたり、宝石を留める場合は、磨いた後に作業します。レーザー文字を入れたり、宝石を留める作業でもキズが付いたりバリが出るため、作業後も磨きます。

鋳造で作る手作り結婚指輪の場合は、原型を作ったあとに職人が関わる作業が多いため、大抵一カ月程度の納期があることが多いです。

MITUBACIの手作り結婚指輪は鍛造製法

鍛造製法で作る、MITUBACIの結婚指輪の作り方

MITUBACIの手作り結婚指輪は鍛造製法です。

MITUBACIの手作り結婚指輪の作り方については、<制作の流れ>でわかりやすくご紹介しています。

FAQ

FAQ

安心の強度

Q:自分たちで作った指輪、壊れたりしないか心配です。

A:手作りの指輪であっても、職人がしっかりとフォローしながら製作するため心配はありません。MITUBACIのワークショップを行う職人は、全員が何年も結婚指輪を作ってきたプロの職人ですので、安心して制作に取り組んでください。

保証について

Q:きちんと保証があるのか心配です。

A:MITUBACIの結婚指輪は永年保証しています。結婚指輪は長く使うことを前提としています。ずっと心地よくお使いいただきたいと思っておりますので、お作りいただいてから何年経っていても、お気軽にお問合せください。

Q:クリーニングって何ですか。

A:クリーニングは超音波洗浄機で指輪を洗浄します。手の届きにくいところもきれいに洗えます。ご希望があればバフという機械を使って軽く磨きあげます。深いキズを取り除くことはできませんが、細かいキズはきれいになります。ご購入から結婚式や写真撮りまでにお時間があり、日常的にご使用いただいていた場合にご相談いただくことが多いです。

Q:新品仕上げって何ですか。

クリーニングでは取り除けない深いキズをレーザー等の機械を使用してきれいに消していく作業です。指輪をこちらでお預かりして、2週間程お時間をいただいております。

Q:サイズ直しについて教えてください。

A:サイズ直しは初回無料で承っております。無料ですが、指のサイズは季節や体調によって1号から2号は変わりますので、少しきつかったり少しゆるくても様子をみて頂くことをお願いしています。冬よりも夏の方が、

当日お渡しについて

Q:今週末に結婚指輪が欲しいのですが、素材や文字彫り、宝石なども妥協したくありません。当日持ち帰りでも文字やダイヤモンドの入った結婚指輪を作れますか。

A:MITUBACIでは当日お持ち帰りいただけます。近日中にご使用予定があるお急ぎのお客様でも安心です。

オプションが無い場合は2時間半から3時間でお渡しできますが、ダイヤモンド等のオプションがある場合は職人による作業時間もかかりますため、お時間に余裕をもってご来店いただきますと幸いです。また、あらかじめウェブサイトでデザインや指輪素材を検討してからご来店いただきますと時間の短縮につながります。事前にご質問がある場合はお問合せフォームからお気軽にお問合せください。

素材・デザインについて

MITUBACIで作れる結婚指輪はPt950プラチナと4種類のK18カラーゴールドです。

種類に関してはこちらの結婚指輪のページをご参照ください。いずれも当日サンプルをご試着し、ご覧になりながら決めていただけます。

それぞれの含有金属やアレルギーがご心配な方は、こちらの「【金属アレルギーが心配】結婚指輪の探し方・手作り結婚指輪を作れるかどうか」というコラムに載せていますのでご確認ください。

その他よくあるご質問

その他のよくいただくご質問に関しましては、<よくあるご質問>をご参考にしてください。

個別のご質問もお問合せフォームより受け付けしておりますので、お気軽にお問合せください。

手作り結婚指輪の作り方
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