木槌・彫金につかう道具のお話

MITUBACI職人の新藤です。

今回は「木槌」のお話です。

(前回・金床のおはなしはこちらです)

ただの木槌の話と思うかもしれませんが最後まで読んでくださいね!!

木槌は、地金をリング状に丸めたり曲げたりする作業で使用します。
写真の一番左が金槌です。そこから順番に右にいくに従って柔らかい木を使った木槌、一番右が皮を貼った木槌です。
叩く地金の硬さによって使い分けをします。
柔らかい地金の指輪を硬い木槌で叩いて加工すると指輪のサイズが大きくなってしまいます。
細い指輪のサイズ直しなどでは、皮を貼った木槌を使いキズがつかないように加工します。

木槌は特に加工によってすり減ってしまいやすいので、2週間に一度は木槌の表面をキレイに削り直して整形します。

その時、木槌の面の中央を少し膨らむように削り出します。
角は面取りをしておきます。
写真ですごく短くなった木槌に気づくと思います。
少しずつ短くなっていきますが、この短い木槌が以外に使いやすくて気に入っています。

今日は、この道50年の会長が木槌を整形してくれていたので、写真を撮らせて頂きました。

道具の手入れも大事な仕事の一つなんです。

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ここまでブログを読んでいただきありがとうございました。

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