ブランド料ではなく、一生モノの「素材と技術」に投資するということ
ニュースで見る「金価格高騰」と指輪選びの悩み
連日のように報じられる金相場の歴史的高騰。これから結婚指輪を選ぼうとしているカップルにとって、「予算内で理想の指輪が見つかるだろうか」という不安は切実なものです。
多くのブランドが値上げを余儀なくされる中で、私たち三軒茶屋の彫金工房「MITUBACI」が大切にしているのは、価格を抑えるために品質を削ることではありません。1970年の創業以来、変わることのない「適正な価格で、本物の地金を届ける」という誠実な姿勢です。
指輪の価格、その「内訳」を考えたことはありますか?
一般的に、有名ブランドの指輪の価格には、純粋な「材料費(地金)」や「職人の技術料」以外のコストが多く含まれています。
- 華やかな広告宣伝費: テレビCMや雑誌、インフルエンサーへの依頼。
- 銀座や表参道の一等地の家賃: 豪華なショールームを維持するためのコスト。
- 過剰なパッケージ代: 立派な箱や手提げ袋にかかる費用。
これらが悪いわけではありません。しかし、MITUBACIは違います。私たちは三軒茶屋駅から徒歩1分の自社工房で、自分たちの手で指輪を作っています。余計な中間マージンや広告費を削り、その分を「お客様の指輪に使う地金の量と質」に直接還元しています。
「細く、薄く」は作らない。職人が譲れない耐久性のライン
金やプラチナが高騰すると、価格を維持するために指輪を極限まで細くしたり、内側を削って薄くしたりする手法をとるお店も増えています。しかし、それは職人として本意ではありません。
- 一生毎日着けるための「厚み」:結婚指輪は、30年、40年と毎日指に寄り添うものです。薄すぎる指輪は、重い荷物を持っただけで歪んでしまったり、長年の使用で磨り減って切れてしまったりするリスクがあります。
- 「鍛造(たんぞう)」という選択:私たちは、金属を叩き、圧力をかけて密度を高める「鍛造製法」にこだわっています。地金をしっかり使い、密度を極限まで高めることで、一生変形しにくい強靭な指輪が生まれます。金が高い今だからこそ、目先の価格のために「耐久性」を犠牲にしてはいけない。それが1970年から続く私たちの誇りです。
10年後のメンテナンスができるのは「本物の地金」だからこそ
先日、12年前に指輪を作られたお客様がサイズ直しにいらっしゃいました。5.5号から7.5号へ。素材を継ぎ足し、叩き、再び磨き上げる。
こうした大胆なメンテナンスができるのは、その指輪に十分な地金の量があり、純度の高い素材がぎゅっと詰まっているからです。
「金が高いから」と妥協して手にした薄い指輪では、10年後のサイズ直しに耐えられないかもしれません。私たちは、お二人がおじいちゃん、おばあちゃんになってもその指輪を着けていてほしい。だからこそ、今、地金を惜しむことはしません。
三軒茶屋の工房で、価値ある「本物」をその手に

三軒茶屋駅から徒歩1分。一歩工房に入れば、職人が地金を叩く音が響いています。ここで指輪を作るということは、ブランドのロゴを買うことではなく「確かな価値を持つ貴金属」と「職人の確かな技術」を自分のものにすることです。
広告に投資するのではなく、お二人のこれからの長い人生を支える「地金の重み」に投資してほしい。
流行に左右されない、本物の価値。私たちは今日も、誠実な価格と、それ以上の品質を持って、三茶の工房でお待ちしています。
📊 徹底比較:ブランド価格 vs MITUBACIの適正価格
| 比較項目 | 一般的なブランド(イメージ重視) | MITUBACI TOKYO(実質重視) |
| 価格の主な内訳 | 広告費・ブランド使用料・家賃 | 地金代・職人の技術料 |
| 指輪の厚み・強度 | デザイン優先(薄い場合も) | 耐久性優先(しっかりした厚み) |
| 製法 | 鋳造(型に流し込む)が主流 | 鍛造(叩いて鍛える) |
| メンテナンス | 預かり(外注・高額な場合あり) | 自社工房(職人がその場で対応) |
| 満足度の源泉 | ブランドを持つステータス | 素材の価値と「作った思い出」 |
❓ よくある質問(FAQ)
Q:金相場によって、体験プランの価格は頻繁に変わりますか?
A: 私たちはできる限り、お客様に安心してご予約いただけるよう価格の維持に努めています。しかし、地金価格があまりに高騰した場合は、誠実な運営を続けるために改定をお願いすることがあります。その際は必ず事前にお知らせいたしますので、ご安心ください。
Q:安い指輪とMITUBACIの指輪、見た目では分からないのでは?
A: ぜひ、実際に手にとって「重み」を感じてください。しっかり地金を使った鍛造の指輪は、指に通した時のしっとりとした重量感と吸い付くようなフィット感が違います。この「重み」こそが、数十年後の耐久性の証です。
Q:予算に合わせて、地金の量を減らして安く作ることはできますか?
A: 申し訳ございませんが、一生お使いいただくための最低限必要な厚みと幅を設定しています。それは、10年後に「壊れてしまった」という悲しい思いをさせてたくないという、職人としての責任感からです。
Q:今、金を買っておく(作る)のは損ではないですか?
A: 金は「永遠に価値が変わらない資産」とも言われます。ブランド品としての価値は流行と共に変わるかもしれませんが、地金そのものの価値と、お二人が三茶で過ごした体験の価値は、決して下がることはありません。
【監修・執筆者プロフィール】
藤森 隆(Takashi Fujimori)
MITUBACI TOKYO 代表。
1970年創業の彫金工房を継承。金・プラチナという素材そのものの美しさと、それを形にする職人技術の「適正な評価」を追求。広告宣伝に頼らず、口コミとリピーターが絶えない「誠実な工房運営」を貫いている。


